YouTubeやニコニコ動画で人気のある動画の一つのお約束に「何の役にもたたない」ということがあるんじゃないかな。その作品を成立させるためにのみ労力が払われているような作品。ニコニコ動画だと、そういう作品には「誰得」とかコメントがついたりする。誰が得するんだこの動画っていうことですが、この誰得動画の精神はアートや遊びにとっては結構重要な気がする。

もし、何かの役に立とうとして制作してしまうと、アートのオーラが消えてしまうような気がする。その作品を成立させることにのみ全力をそそぐべきであり、何かの役に立とうとか利益を出そうとかそういう作品以外のものに雑念をもった状態で制作してしまうと、なんか冷める感じがするんですよね。作家は創作作業に没頭していないといけない。

作業を純粋化すること。その極みがアートなんじゃないか。「作業の結晶=アート」なんですよ。

アートとかも含めた「仕事」における思想って、なんか面白いような気がしてきた。これの前のエントリーに書いた仕事と金と関連があるんだろう。